リーメント「ぷちコスメ」シリーズの話
夏におみやげでもらったゲランのコロコロの箱を開けたらばですね、ふたつ入ってたんですよ。
ゲランのコロコロってコレね。メテオリットね。
えーかわいいーこんなミニチュアサイズあったなんて知らなかった♡♡♡とか言いながら、あっ私もっとめちゃくちゃミニサイズのコロコロ持ってたなーって思い出したのがこれです。
リーメントの「ぷちコスメ」というミニチュアです。なんと2005年の商品なので、私が17歳の時のコレクション。趣味変わってなさすぎて笑える。
これがどれくらい小さいのかというと、
指と比べたらこれくらいです。スマホで見てる方はなんかこう画面との距離を調節して指を原寸大にして見てください、めっちゃちっちゃいでしょ。
私は高校生〜20歳くらいまで特に熱心に食玩の類をコレクションしていて、引越しのたびに少しずつ整理して次のコレクターに譲ってきたものの、今でも手元に残しているシリーズがいくつかあります。このぷちコスメシリーズも、とにかくクオリティが高すぎて手放す気にならなかったもの。久しぶりに出したらやっぱり精度すごすぎて感動したからみんなとこの感動を分け合いたい!みたいな気持ちでいっぱい写真撮ったから見てね。
これがさ〜ちゃんと開くのよコンパクトとかが!(アイシャドウチップなくてショック)
ヒー!気絶!!
このコロコロも一粒一粒独立してますからね。こんなことしようと思う??きっとさ、上司に「これ一体成型じゃダメ?このつぶつぶ工場で詰めるの大変なんだけど……」とか言われても企画の担当者が「このリアリティがなきゃダメなんです!購入する女性たちにはこのこだわり絶対分かりますから!」って立ちはだかったに違いない。勝手にリーメントの社内を想像してしまうくらい好きだよ。伝わってるよこだわり〜〜〜!
てかそもそもこれはアナスイ風のシリーズなんだけど、アナスイにこんなコロコロあったっけ?ここだけゲランから持ってきたのかな。これ黒が普通で白がシークレットだったんだけど、別売りのメイクボックスでも白が出たのでトータルコーディネートしたみたいで嬉しかった思い出。不思議と一回も被らずにほぼコンプできたんですよね。(というかアナスイの黒も欲しかったけどさすがに被りそうでやめたんだと思う)
このメイクボックスもね、
開くわけです。
は〜かわいい。
こちらはポール&ジョー風シリーズ。ボンジュールっていうカタカナにするとポルジョっぽい名前がついてて笑う。
開けるとこう。
RMK風シリーズ。この当時ってこんなにスキンケアばっかりのブランドだったのか…?
開けるとこう。
これはDiorとCHANELとエスティローダーが混ざってるのかな。このリップ懐かしい!!まだChristian Diorって刻印されてる頃ってルージュ六角柱だったよね〜。当時アイシャドウとかも全部こういう青いパケでしたね。
このグロスの塗り分けの細かさとかも本当に目を見張るものがあります。Lady Madonnaってレリーフされてる。
つけまつげもわざわざケースを開けてノリが外せる細かさ。
ランコム+ニナリッチ??のシリーズ。
最後に私が全部の中で一番好きなポイントをコマ送りのように写真を重ねますけど、
これがこうなるだけでもきゅんとするのに、
チューブの先の圧着されてる部分がちゃんと透明なんですよー!!!!!見えない?よく見て。iPhoneだとこれが限界でした。
これをやるためには透明で成型して白と各リップの色でそれぞれ塗装しないといけないわけです。白で成型して各リップの色を塗装だったらそれぞれ塗装が1工程で済んでトータル4工程も減るのに、それをやらないわけですよ。なぜなら本物はここが透明だから!伝わってるよ〜〜〜そのこだわり伝わってるよ担当者の方〜〜〜!!!
これが作家の一点ものの作品っていうならまだわかるんですよ。それにしても凄いけどまだ理解はできる。ところがこれは大量生産品なんですよ!?絶対工場で部品がなくなりまくるやつじゃん。こんな歩留まりの悪そうな製品をちゃんとラインに載せる凄まじさ、そしてこれがたった400円で買える商品であったということ。いまだに感動します。ほんとに利益出てた!?!?
ちなみにメテオリットのパッケージのコロコロの量、めっちゃ嘘でした。
それでは。