海を走る氷の馬

この世の楽しそうなこと全て体験しないと気が済まない

初心者のダイビング持ち物その1〜器材の前に

この夏体験ダイビングをしたという人から

「ダイビングを始めてみたいけど結局のところ器材って何がいるの?」

という質問をもらいました。

これ前にもTwitterで聞かれたことがあって、私も始めたてのころ困ったことです。いつかブログに書きたいな〜でも万年初心者だから偉そうなこと書くの恥ずかしいな〜と思っていた話題。私は「年に1回はダイビング旅行に行き、たま〜に日帰りで潜る」という程度のゆるゆるダイバーなのでいつまで経っても初心者なんだけど、ガツガツ本数潜らない分ペイしない器材とかはまぁわかるかなと思ったので私なりのオススメを書いてみたいと思います!誰かに届け〜〜〜。

 

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 とその前に。

講習のときに器材買え買え言われる問題

ショップでCカード講習を受けようとすると、どうしても器材の営業はあるかと思います。でも講習の時点では自分はダイビングに向いてるのか、これから続けられるのか、価格は適正なのかは分かんなくない??器材を売るのはショップにとってすごく大事なので(インストラクターは儲かる商売ではない)、気に入ったショップができたら応援も兼ねてそこで買うみたいなことはあるんだけど、よく分かんないから言われるがままに買っちゃうと後悔することがあるかもしれません。私がCカード講習を受けたときは、学生の女の子たちはウェットスーツ+軽器材一式、社会人の男性はドライスーツ+BCD+軽器材一式を買わされていたのでビックリしました。ドライスーツなんてインストラクターでも買ってない人いっぱいいるよ。

なのでCカード講習のショップ選びの際には、申し込む前に器材の購入ってどんな感じかチラリと聞いてみて、「全員買いますよ!買わないとできませんよ!」みたいにゴリ押ししてくるお店はちょっと考えたほうがいいかなぁと思います。そうじゃないお店がほとんどだと思うけどね。

もしあなたが大学生なら

大学のなるべく大きいダイビングサークルに入るといいです。歴史のあるサークルだと毎年Cカード講習で新入生を確保する分器材まけてよ〜という交渉ができるところが多く、まとめて安く買える可能性があります(逆に同調圧力でいらない器材を買う恐れもあり)。ということを私は卒業後に知りました。遅い。ダイビング仲間もできて情報も集めやすいので、自分のとこになかったらインカレサークルを探してみるのもいいかもしれません。

 

さてここからようやくグッズのオススメです。

セームタオル

セームタオルというのは、PVAスポンジでできた吸収性の高いタオルのこと。タオルといってもバイル地ではなく、薄いウレタンのような、薄いヨガマットのような?質感です。びっしょびしょに水を吸わせても一瞬で絞れるので、すぐまた使えます。

ダイビング中はなにかと体を拭く機会が多いもの。1本目潜ってちょっと顔とか拭いて、2本目終わってまた拭いてシャワーしてから全身拭いて……ってしてると普通のバスタオルだともうぐしょぐしょだし、海水吸ったタオルだとシャワー後もなんかスッキリしない。セームタオルならぎゅっと絞ればジャッと水が出てきてすぐに吸水性が復活しますし、いつまでもタオルの中に海水が残るということもありません。普通のタオルだと濡れないように気をつけないといけませんが、セームタオルならどこに置いといてもいいのも便利です。
使い始めは違和感があるかもしれませんが、セームタオルは水分を「拭き取る」というより「吸い取る」という感じなので、ゴシゴシ拭かずにポンポンと体に当てる感じで拭いてみてください。
サイズは44×68cmというのを使っています。あんまり大きい必要はないかな。ジムとか銭湯行く時にもこれを使ってます。

 

またセームタオルは水着の脱水にも便利!私はダイビング後に器材とともに水分を持って帰ることを極端に嫌うため、親の仇かというくらい水着などを全力で絞るんですが、その時にも活躍します。ある程度絞った水着などをセームタオルに挟んでお風呂の床でふみふみすると、セームタオルの方に全部水分が移ります。もう限界ってくらい絞った後の水着でも、これをやった後にセームタオルを絞るとまだこんなに水が残ってたのかと驚くくらい絞れます。荷物を軽くしたい人には超オススメです。


私は髪の毛を拭くのだけはどうしても使用感が好きではないため、最後のシャワー後に髪をワシワシ拭くために普通のフェイスタオルも一枚持って行きます。


使用後は洗濯機にかけられます。セームタオルは乾くとパリパリに固くなるので、乾かす時には入れ物に収まる形の状態にしてから乾かして保管することをお勧めします。すぐに使う機会があるときは濡れたまま保管しますが、カビが生えないように注意が必要です。
ちなみにうっかり乾燥機にかけるとこんな状態で固まるので気をつけてください。

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セームタオルの話だけでめっちゃ長くない?大丈夫?

 

ドライバッグ

一言で言えば「防水バッグ」です。私は船に持ち込みたいけど絶対に濡らしたくないスマホなどを入れる「中身を濡らさない」バッグと、濡れた服や器材を持ち運ぶ「周りを濡らさない」バッグとしてふたつ使っています。

テントのような分厚い防水生地でできたバッグの縁にプラスチックの板がついていて、その板ごと袋をくるくると折り曲げてバックルで留める構造です。これは普通に川遊びの時とかにもおすすめ。こけても雨でも安心。

 私が使ってるのはこれ↓

 漁サン

これは釣り人にはおなじみかもしれない漁協サンダルのことです。普通のビーサンとは違って鼻緒とソールが一体成型のため、鼻緒がすっぽ抜けることがありません。私は(そんなに違うか…?)とか思って普通のビーサン使ってたら、船が揺れて踏ん張った時にスポンと鼻緒が抜けて一瞬死を覚悟したので慌てて買いました。硬くて最初は靴擦れして痛いので、旅行で新品を下ろさず近所で履いときましょう。ラメ入ってるやつは可愛いんだけど、より硬いので履きにくいです。

 

こんなところかな。その2では着るもの編を書いてみたいと思います。書いてたらめちゃくちゃダイビング行きたくなってきた。