【コーヒーミル】ナイスカットG と NEXT G の違い
前回までと全然テンション違うけど伝えたい、どうしてもこれは後世に伝えたい。
カリタのナイスカットGとNEXT Gで迷ってる人、迷う理由が値段ならNEXT G買ってー!!!
なんのこっちゃですね。今日はコーヒーミルのお話です。ふたつのコーヒーミルで迷っている人の目にいつか止まるようにこの記事を小瓶に入れて海へ流します。
私はハンドドリップのコーヒーを好んでよく淹れています。コーヒーってほんと人によって哲学が違って淹れ方も諸説あって道具も様々なんですけど、いよいよコーヒーミルをレベルアップすることにしました。
というのも今までずっとミキサー式の安い電動ミルを使っていたんです。ミキサー式は一番微粉が出やすく粒子が揃わないミルなので、そこそこハンドドリップが安定してきたところで粉っぽさや雑味が気になるようになってきました。という話をお父さんとしてたら「最近挽いた豆をふるいにかけて微粉を落としてる、すっきりしていいよ」と言うので試してみたところ、確かに微粉が落ちる落ちる。ふるいにかけてみたことで今使っているミルは粒子の大きさにめちゃくちゃバラつきがあることを自覚しました。
時を同じくしてお母さんからは「お父さんが台所にコーヒーの粉を撒き散らして困る」という怒りのお声も発生。そうだよね散らばるよね。お父さん不器用だしね。
よーしじゃあお父さんの誕生日にミルあげよ!この間焙煎屋さんのワークショップで見たコーヒーミルすごい良さそうだったんだよね〜と調べ始めて、私はカリタの谷に落ちました。
カリタ、それは国内最大手のコーヒー機器メーカー。メリタ、それはよく似たドイツのコーヒー機器メーカー。なんで同業でそんな似た名前つけたのカリタ?
そんなカリタの電動コーヒーミルの人気の上位機種(というべきか業務用下位機種というべきか)にはナイスカットGとNEXT Gという2種類があります。実売価格で今ナイスカットGが約2万円、NEXT Gが約3万5千円。
このふたつ、 NEXT Gのほうには
・静電気除去機能が付いている
・スイッチが前面についている
っていうのが一番大きな違いなんですけど、大したことなさそうに思いませんか。私は思った。そんくらいの違いなら別にいっかって思って自分用にはナイスカットG、お父さんにはNEXT Gを買ったんですよ。ナイスカットGは評判通り均一な挽き目でめっちゃいいじゃーん!て喜んで使ってたの。んで実家に送ったNEXT Gの方はどんな具合かねと気になって試しに行ってきました。
そしたらもーーー違う。NEXT Gはほんとに静電気が一切ない!ナイスカットGに静電気が起きるっていうのはわかってたんですけどね、それって噴出口にコーヒーの粉がいっぱいくっつくって意味だと思ってたんだけど、私の置いてる環境が悪いのか粉受けのステンレスカップまですごい静電気を帯びるんですよ。だから毎回コップ取るたびにビリってするの。地味にストレス!今はまだいいけどこれ冬になったらどうなっちゃうの……。
そしてナイスカットGの方は電源スイッチが背面に付いてるもんだから、いちいち手探りで一瞬探す時間がいるんですよ。まぁほんと地味に1秒とかなんだけどね、地味にストレス2。
キッチンの作業においてこういう地味なストレスって結構嫌じゃないですか?コーヒーなんて朝晩淹れるのに。タイムマシンがあったら買う日の私に教えてあげたい。あんたが今大したことないって思ってる差、めっちゃ大事だよって。ナイスカットGは決して悪くない、前まで使ってたミキサー式のと比べれば天と地の差があるんですけど。正直粉の挽き目には差はないのでクオリティは変わらないと思う。使用感の問題です。
このようにちょっとの差をケチったことをめちゃくちゃ後悔して、夫に失敗したーって愚痴っていたら「ちゃうで、もう買ったあとなのに実家のやつを試したのが失敗だったんやで」と言われてかなりなるほどと思いました。機能差に対して金額の差がデカすぎる、これは本当に思いますが静電気除去機能がめちゃくちゃ高いのかもしれない。そう思って私はNEXT Gの方をゴリ押ししたいと思います。誰かに届けこの思い。
【2019年1月追記】
冬はやはり静電気きついです。カップを取る時ピリッとします。
私が編み出した解決策はこちら。
挽いてる間ずっと持ってる
アホらしいですがビリっとは来ません。これでなんとか乗り切っています。