H.R.Kit

この世の楽しそうなこと全て体験しないと気が済まない

主婦 Year 1

結婚して一年が経った。マジか〜。

思っていたよりずっとあっという間に一年が過ぎてしまった。はじめて自分で生活のすべてをマネジメントするようになり、毎日目の前のことをクリアするので精一杯だったからかもしれない。
実家暮らし同士がはじめた新しい暮らしだったのでヨチヨチスタートだったけど、その分お互いに生活の中の自分ルールみたいなものがなく、随時決まりを作ったり変えたりしていけたのがよかった。
夫の良さは一緒に暮らし始めてから分かった。口では「彼氏としては面白みはないけど旦那さんなら安心なタイプ」なんて言っていたけど、まさかここまで暮らしやすい人物だったとは。穏やかで思いやりがあり下手な料理に文句も言わずいつもニコニコしている。休みの日にスーパーでも行こうかなと腰をあげるとついてきて必ず荷物を持ってくれる。ありがたや〜。私がキッチンでなにか落として「ギャーーー!」とか叫んだりすると必ず見に来てくれるし。まぁ見に来ても「あら〜」とか言ってるだけなんだけど、手伝うことがあればすぐやるよという気持ちが伝わるのでそういうささいなことがとても嬉しく、またこういうことが嬉しいっていうことが嬉しい。この人と結婚できて幸せだなと思う。こんな風に思うなんて結婚するときは想像もできなかった。

夫は一切こだわりを持たないわりに、私のこだわりは見抜いたり理解しているのがすごい。「なんでもいいよ」が口癖のわりに意外と目利きとでもいうか、気付いてほしいところを外さずにちゃんとおさえている。いつもボーッとしてるのにピンポイントで的確なこと言ったりするのでびっくりする。
夫は頭の回転も早ければ記憶力も抜群なので、言った言わない問答をする必要がないのも最高。なんでも覚えててくれる相手と暮らすのは楽でもあり、小手先のごまかしがきかない脅威でもあるけど。けっこうトンチンカンなことをする時もあるけど、その場の感情で動く私とは違い夫なりのロジックが通っているので(なぜこうしようと思ったんだ?)と夫の思考を探る謎解き要素もある。

私にとって結婚は「大好きな人とずーっと一緒にいる方法♡」ではなく「一生信頼するパートナー選び」だったから、青春時代に誰にも選ばれず満たされなかったルサンチマンは一生つきまとうものだと思っていたけど、それが少しずつ影を潜めていくのを感じる。
夫はなぜか私に自分の全てを委ねることにためらいがないので、この謎の信頼に応えられる自分であろうと私の短気でヒステリックな人格がほとんど登場しなくなってきた。優しいいきものと暮らすうちにどんどん自分も丸くなっていくというか……アニマルセラピー……????
出会った日からときめきはないけど間違いなくこれは愛。大事にするぞ。

ゼルダの伝説がおもしろい

夫がNintendo Switchゼルダの伝説ブレスオブワイルドを買ってきたので一緒にやっている。

私は子供の頃からゲームをほとんどしたことがなくて、

・たまごっち(初代)

テトリス(キーホルダーのやつ)

・中学生の頃友達に貸してもらったゲームボーイアドバンスハリーポッターのゲームをやるもラスボスがどうしても倒せず、ホグワーツ中を歩き回って百味ビーンズを集めるだけのゲームと化す

・大学1年の時に大人の脳トレが流行ってDSを買ったけどマジで脳トレ以外やらずにDSを後輩に売る

・同じく大学1年の時にロコロコというゲームのビジュアルがめちゃくちゃ気に入ってPSPを買い、ロコロコをやり終えたらPSPを先輩に売ったつもりが何故かお金はもらえずかわりに新品のフットサルボールをもらう

という5タイトルの経験以外ない。据え置きのゲーム機を持ったことがないし。

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ロコロコ。地面を傾けてロコロコを転がしながらいろんな仕掛けをクリアするゲームで、気に入りすぎて「ロコロコのうた」という主題歌を全部覚えて歌っていた。黄色いロコロコでスタートして旅の途中でどんどん色違いの仲間に出会うんだけど、出会った時に唄う歌が可愛すぎてセーブせずに延々遊んでいたので多分クリアしていない。

 

一方夫は起きてる時間のほとんどはゲームをしており、ゲームをしてない時間は野球を見ている。

私は親しい人が好きなものはだいたい興味あるので、夫との共通言語が一個増えるかなという軽い気持ちでゼルダをはじめてみたらすごい楽しくて毎日ちょっとずつ探検している。

他のゲームと比べようがないから、何が新しくてどこがすごいのか全然わかんないんだけど、景色がすごく綺麗なのが一番気に入ってるかもしれない。高い塔に登って遠くを眺めてる時の地面のにじみ具合とか、夕日がキラキラ反射してる葉っぱとか、崖を登ってたら突然開けた地形にコバルトブルーの池が現れたりしてなんか旅行の楽しさがある。ゲームのグラフィックってどんどんできることが増えてリアルになってるけど、ゼルダの絵はリアルなだけじゃなくて水彩画みたいな絵として美しい表現をしようとしてる感じがしてすごく好き。バーッて草原走りながら日の影が濃くなってきてるのに気付いて、あー今日天気いいなーとか思いながら冒険する。そう、天気がちょくちょく変わるのもいい。朝焼けと夕焼けもちゃんと色が違う。雨が降るとすべって崖が登れなくなっちゃってちょっと行動がセーブされるから、池でカエルとか捕まえてる。

なんか何してもちゃんとゲームの世界に影響があるのがいい。野焼きができるときいて絶対やりたかったので、はじめにたき火を見つけた時に喜んでたいまつでその辺の草むらに火を放ったら、風下に立っていたので即自分に燃え移って死んでしまって笑った。(さいしょのゲームオーバー)りんご取ろうと思って木登りしてて滑り落ちたら死んだし、火薬っぽい樽がある!爆撃だー!って爆弾投げつけたら爆風で自分も死んだ。無理して標高の高いところに行ったら寒くて死んだ。刀で草むら切ったら草なくなるし、たまにバッタとか出てくる。岩も腕力で持ち上がりそうなやつはちゃんと持てるしやっぱりバッタとか出てくる。飛んでる蝶々もしゃがんで近付けば取れるし、夜になるとホタルが出てきてさすがにこれは飾りかなと思って近付くとこれも取れる。虫にはそれぞれ効果があって、敵を倒して出てくる素材と合わせて料理したら薬になる。うん、料理できるのも楽しい。村とかに鍋があってそこに材料を彫りこむと料理できる。最近米を入手したのでおにぎりとか作れるようになった。たまに「微妙な料理」っていう変な色でモザイクかかってる料理ができたりもして、リンクに食べさせるとまずそうな顔をする(一応スタミナも回復する)。

いろんなところにコログっていう妖精が隠れてて、みつけるとコログの実をくれる。説明に「ちょっとくさい」と書いてあってなんで?と思ってたけど多分コログのうんちなんだと思う。最初の村でお地蔵さんが5体並んでるとこに4つしかりんごがお供えしてなくて、?と思いながらりんごひとつ置いてみたらコログが出てきて可愛かった。

敵と戦うとゲーム慣れしてなくてすぐ死んでしまうのでめっちゃ走って逃げたりしてるから、戦うの一向に上手くならないしメインストーリーがクリアできるとは思ってないんだけど(下から2番目の強さの敵が既に倒せない)、ストーリー進めなくてもたくさんミニクエストがあったりまだ地図がない場所をうろうろしてるだけで楽しい。どこまでできるかな〜。

はじめてのかくていしんこく

去年会社を辞めてフリーランスになったので、はじめて確定申告というものをしました。

独立するぞ!と意気込んでよく調べた上で退職したわけではなく、結婚で引っ越すんで物理的に通えないっす辞めます、と言ったら前職の人が仕事くれるようになったので、フリーランスの基礎的な知識がまるでなくていろいろとつまづいてしまった。

 

源泉徴収 

私は源泉徴収というものを本当にまったく理解していませんでした。「なにかいつも給料から引かれている」としか思っていなかった。フリーランスの初仕事で入金してほしい額をそのまま請求額として請求書を発行したら、なんか9割弱くらいのお金しか振り込まれなくてめちゃくちゃびっくりした。

「な……なんで!?」とクライアントである前職の先輩に聞いたら経理部に確認してくれて、そこではじめて「デザイン費の報酬には所得税がかかり源泉徴収される」ということを知ったのです。これ相手が旧知の仲じゃなかったらヤバかった。

ていうか源泉徴収ってなに、と思って調べてはじめてサラリーマンが確定申告をしなくていい意味も年末調整の意味もわかりました。なんて無知だったんだ…

 

学生の頃していたアルバイトの業務の一つに、ECサイトで商品の着用モデルをキャスティングする仕事があった。モデルさんの報酬について「3並び」「2並び」と表現することがあって、3万円の仕事だったら税金が天引きされる分を含めて報酬は¥33,333にするんだよということをかなり噛み砕いて説明されたことがあった。当時は赤ちゃんだったので仕組みを理解しないまま数字として覚えていたけど、源泉徴収の仕組みを調べていた時に「あれってこれのことか!!!」と6年越しくらいに理解してその遅さに思わず笑ってしまった。でもおかしいなぁ今私は源泉10.21%で計算してるのに…と思ったら東日本大震災後に復興税が加わって税率が変わったらしい。当時は10%だった。

 

退職金と失業手当は関係ない

どっちも必要な書類だろうと思って握りしめて行ったけど、失業手当に所得税はかからないし退職金は一千万以上じゃないと関係ない話だった。一千万円ほしい。

 

社会保険料関連

ところが国民健康保険とか年金とかの領収書がもうどっかいっちゃってて、ダメ元で持ってきた領収書じゃないなんか払った金額書いてあるやつはいらないと言われ、来年は捨てないでくださいねと税務署のお姉さんに優しく諭された。

 

医療費控除

去年痩せる漢方薬を買ったのと銀歯をセラミックに変えたのとかもろもろ合計したら10万超えてたので申請できた。痩せる漢方薬は効いたのかどうか今となってはわからない。

 

提出はしたものの

サラリーマン生活ではバックオフィスのありがたみを理解していなかったことがはじめて分かりました。これまでの人生で出会った人事・経理・総務ほか管理系の人々の顔を思い浮かべて膝をつき祈りを捧げた。あなたの会社の新卒に代わって謝ります、感謝が足りなくてごめんなさい。

会社を辞める時に、4人の営業マンだけの関西支社に籍を移したらどうかという話もあり、一瞬(そうしておけばよかった……)とフリーランスのややこしい手続きのあれこれに疲弊してタラレバが脳裏をよぎったが、在職中から超嫌だった仕事をスケジュールを理由に断ることができた時、「私は自由!!!」と叫んで気持ちよかったので行けるところまで頑張ります。いつも息継ぎのない文章しか書けない。

 

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29歳になった

ロボット掃除機「コーボルトVR200」のはなし

今年買ってよかったもの2016みたいなエントリをたくさん読んで私も書いてみたいなと思ったものの、買ってよかったダントツ1位のお掃除ロボにしぼって書いてみることにしました。

買うときにレビューが少なくて困ったので、いつかコーボルトを検討している人のためになれば……

 

 

お掃除ロボが欲しい

とにかく夫の毛という毛が抜けるんである。普通男女が一緒に暮らし始めたら女の髪の毛のほうが問題になるのでは?と思うけど、うちの場合逆だった。毎日掃除機をかけても右向いて左向いたら陰毛がテーブルに乗っている。トランクスなわけでも裸族なわけでもなく、常時着衣だしいったいどんな仕掛けでそんなに毛が舞うのか?本当に分かりません。分かるのは間違いなく夫はハゲるであろうというその一点のみ。ハゲゆく人にハゲるなと言ったところで自然の摂理にかなう由もなし、床の色が白っぽいフローリングなこともあって目立つので毎日毎日 殺 殺 殺 殺 殺 と思いながら掃除機をかけていたのでフリーランスの初月の給料で絶対にお掃除ロボを買うぞと心に決めた。

家をきれいにしたいというより精神衛生向上のためです。

 

お掃除ロボ戦国時代

調べだしたらもうロボット掃除機は市場に溢れまくっていて安いものでは3千円台からあってびっくりした。シェアNo.1は依然iRobot社のようですが、ルンバは選択肢になかった。ルンバは障害物に当たったときのショックセンサーで壁や障害物を認識するので、ずっと使っていると壁にルンバの高さで擦り跡が残るらしく、それは嫌だなぁと思っていました。あと丸いことを信用していなかった。部屋の角どうすんのさ。

実家ではPanasonicのRULO(ルーロ)を使っていて実力もよく知っていたのですが、ずっと疑問に思っていたのが「ランダム走行で何回も同じ床を掃除するからきれいになるよ」という点。これは他のロボット掃除機も同じなのですが、絶対ランダムより規則的に動かしたほうがよくない?自分が部屋の雑巾掛けするときだって絶対ランダムになんてせずに壁に対してまっすぐに動き始めて順番に床攻めるでしょ。

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(いらすとやさんのイラストを貼ってみたかったので貼った)

と思っていたときにヨドバシで運命の出会いを果たす。

 

コーボルトとの出会い

Kobold(コーボルト) はVorwerk(フォアベルク社)というドイツのメーカーの商品です。ヨドバシにはメーカー説明員の方が立っており一通り説明を受けてかなり気になったものの、その場ではふれあい動物園のように狭い空間に10種ほどのお掃除ロボが閉じ込められ、ぶつかり合い子供に執拗にゴミを食べさせられたりしていたため各々の実力がわからず。ショールームが代官山にあるとのことなので行ってみることにしました。

 

ショールームにはてっきり若い営業マンでもいるのかと思いきや、白髪に髭をたくわえた木こりのような素敵なドイツ人のおじさまがポツンとパソコンをしており詳しく説明してくれた。英語だったので聞き逃した部分もあるけどだいたいこんな感じ。

・D型なので壁際や部屋のすみのホコリを逃さない

・レーザーと超音波のセンサーでぶつかりがほとんどない

・ランダム走行ではなく、はじめに部屋の外周を走ってから中を規則的に動くので効率よく掃除時間が短い。

・USBポートが付いているのでwebページからソフトウェアの更新ができる

ソフトウェアについて質問したらすごく生き生きしだして「これは僕がプログラミングしたんだよね」と言い出したのでそんな人がショールームに!?と思ってビックリした。

フォアベルク社はもとはカーペットの会社で、自分とこのカーペットを掃除できるものを作ろうということで掃除機の分野に進出したとのこと。なので掃除機とカーペットだけの会社で他に家電は作っていない。コーボルトは2015年ドイツ国内で最もよく売れたロボット掃除機なんだそう。コーボルトという名前は家に住み着いて家事を手伝ってくれたりするドイツの妖精みたいなものからきているらしい。その妖精は家事の見返りとして贈り物をもらうとその家を出て行ってしまうそうです。それって屋敷しもべ妖精のことじゃない?ドビーって元ネタあったんだ!(ハリー・ポッターの話をしています) 

一通りお話しした後「君が私たちの商品を忘れないようにこのコーボルトのマスコットをあげるよ」といってぬいぐるみをくれた。

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我が家にやってきたコーボルトくん

 

実際に使ってみた感想

生活が変わり世界がきらめき始めた。

髪の毛一つでイライラしなくなったのはかなり大きいことで、日々の機嫌の良さが底上げされました。コーボルトは賢いので人間側は床に服を置かないとかコード類に気をつけてさえおけば出かけてる間に掃除が済むので、普通のコード式掃除機はほとんど使わなくなりました。はたきを一緒に買ったので、家電の上のホコリを落としたり、入り込めない洗濯機の隙間などははたきでホコリをかき出しておいてから動かすととても良いです。

公式webではハンディクリーナーとセットで販売しています。まぁヨドバシで買ってもポイントでハンディクリーナー買うのとほぼ同じ値段なので、ハンディのほうがいらない人はヨドバシが一番いいかなと思います。ちなみにハンディも結構便利に使っていますがあまりにも充電器から取り外しにくすぎるのが難点。こちらは別にオススメじゃない。

www.vorwerk.co.jp

コーボルトの悪いところは音がうるさいのと排気がかなり強いところです。在宅中に使いたい人はルーロのほうがいいと思う。(静音な分パワーも落ちますが)

小回りがきいてカクカクした変な形の廊下も上手に壁に沿って掃除してくれるので、ほんとに買ってよかったなーと思っています。おすすめです!

iPhoneで動画と写真が同時に撮れる

タイトルの通りです。

こんな最高な機能があるって知ってました!?知らなくてめっちゃびっくりしたので思わずブログを書き出したけど多分これ3分で書き終わります。

動画を撮りはじめると、普段ならカメラロールに行ける左下の窓がシャッターボタンになります。

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動画撮りながら写真撮りたいシーンではこれ押すだけ。以上です。

 

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カメラロールを見ると動画撮影中に静止画シャッターを押したシーンが保存され、最後に動画が保存されています。

これめっちゃ便利じゃないですか!?みんな知ってた!?動画も写真も撮りたいよ〜〜〜ってシーンももうこれでオッケー。絶対活用します。はい3分。

専業主婦 week10 関西カルチャーショックの話

なにげなくキッチン用の手拭きタオルを嗅いだらめちゃくちゃ臭かった。

洗い立てなのになんで!?と思ったけど調理中の生臭い手の匂いが移ったのか。くさいくさいとTwitterで騒いでいたら「ステンレスソープ」なるものを教えてもらい、早速百均に走ったところダイソーにありました。ハンドソープを使うときに水を流しながらこのステンレスソープで手を擦り洗うと、魚やネギのにおいがきちんと取れるの。すご〜〜〜〜い。匂い取りの観点だけならべつにハンドソープなくてもいいんだけど、その方が滑りがいいので使ってます。百均で買ってよかったもの暫定No.1です。

 

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なんかルックも良いよね。

 

さて新婚生活も早2ヶ月が経ち、すこしずつ関西と関東の違いを感じる今日この頃。

関西の「ねぎ」問題

疑問に思うあまりTwitterでアンケートまで取ったのですが、どうやら関西圏では単に「ねぎ」といった場合【小ねぎ/青ねぎ/万能ねぎ】を指すっぽいんですよ!

あれ?特に驚きでない?そうですか。でも東京だとねぎといえば【長ねぎ/白ねぎ】を指すと思うんですよね。なんかわたしにとってただの「ねぎ」が「白ねぎ」とわざわざ白いことを強調されて売られている……と思ってなんかちょっとさみしい気分になります。言われてみれば確かに「ねぎ焼き」って青ねぎだしな。でも「関西の人」と大きくくくって取ったアンケートで青ねぎ派と白ねぎ派が半々だったので、細かく調べたら地域差があるのかもしれない。

念のため東京の人にもアンケートを取ったところ、

・ねぎといえば白ねぎだよ      50%

・ねぎといえば青ねぎだよ        7%

・ねぎについて何も考えたことないよ 43%

ということでした。ねぎについて一緒に考えてくれ〜〜〜!!!頼む〜〜〜!!!

もやしが細い問題

続いてこちら。私が思う「もやし」がいつも「緑豆もやし」として売られている事に気付いた。じゃあただの「もやし」は?と思って探してみたら、なんか、なんか細くない!?

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左が「もやし」右が「緑豆もやし」です。細長〜〜〜い。

原料を見たら「もやし」は「ブラックマッペ(ミャンマー産)」と書いてあった。なんじゃそら?と思って調べたら黒豆の事だそうです。へぇぇぇ。東京では私は見かけた事がありませんでした。もやしといえばこの緑豆もやしで、大豆もやしは豆がくっついてるナムルとかに使うやつ、という認識でした。東京でも普通に食べるのかなぁ?ご存知の方コメントください!

おでんにはんぺんがない問題

急に冷え込んだ日、セブンイレブンで「はんぺんください」と言ったら「関西にははんぺんないんですよ〜」と言われてひっくり返った。そ……そうだったんだ!?「あとちくわぶもないんですよ〜」と店員さんが続けて教えてくれた(そっちはどうでもいい)。この日は夫と水樹奈々さんのライブを見に行き豪雨に襲われたあとだったのですが、この親切な店員さんに「東京から(ライブのために)来られたんですか?」と聞かれてすこし恥ずかしい思いをしました。お会計の後「お風邪召されませんように……」と言ってくれたとてもいい店員さんだった。

それにしてもショック。おでんの具の中ではんぺんが一番好きで冬は週に2回ははんぺんを食べていたので会社の最寄のコンビニの店員さんに覚えられていたくらいだったのに。ショック。とてもショック。家でするしかない。

 

薄口醤油の使い所がいまいちわからない問題

東京のうどんが黒い、という関西人の話はよくきいていていたし、関西は素材の色をきれいに生かす薄口醤油を使うんだろうな、というのは頭ではわかっている。でもなんとなくまだ自分の手に馴染んでないので使い所がよくわからないです。「白ごはん.com」で薄口醤油を指定されたときしか使えていない。要調査。

ソースの種類多すぎる問題

「関東の人ってソースなんでも泥ソースやんな?」と複数人から聞かれたんだけど、その泥ソースがなにかわからないんである。ソースの使い分けが全くわからない。というか元々ソース使うのってお好み焼きとかたこ焼きくらいしか思いつかないので、うちにはおたふくのお好みソースがあるのみ。夫は無頓着なので私の知識は更新されていません。そのうち私もソースにこだわりを持つようになるんだろうか。

 

思った以上に細かい差がある

引っ越すまではエスカレーターが左右違うとか、すき焼きが違うとか、お雑煮が違うとかそのへんのベタな知識しかなかったので、実際に生活してみると細かい違いがいろいろあっておもしろいです。食周りのことで既にこれだけあるので、ほかにもたくさんあるんだろうな。切り餅と丸餅の違いの文化的背景を知っていたので、「そういや何で関東って切り餅なんだろね」という夫のふとした疑問にWikipedia口調で答えられたときはたいへん誇らしかったです。

 

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自信がないのでうどんはヒガシマルのうどんスープ

木々との対話

東京都美術館で開催中の「木々との対話」展を見に行ってきました。

www.tobikan.jp

これは都美館の開館90周年記念展ということで、正に超豪華ラインナップ。

 

中でも私は土屋仁応さんの作品が非常に好きなので、それを知っている友人らから「これは絶対に見るべし」とレコメンドが続々寄せられたので行ってきました大阪から。今回は半分この展示を見るために上京したようなものです。

 

新作から個人蔵の旧作まで、これだけ大型の土屋作品が集まっているのは初めて見ました。展示室に入った瞬間、昨年メグミオギタギャラリーで見た「竜」が展示されているのが目に入り、なぜか涙があふれてしまいました。

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初めて見たときから私はこの竜に惹きつけられてたまらないのです。

本当に、ただただ綺麗。

なにか懺悔したいような、心を見透かされているような気持ちになってしまう。

 

今の田中福男さん作のガラスの玉眼を入れるようになる前の作品では水晶の目を使っていたと思いますが、私は土屋さんの作品は水晶のようだと思っています。水晶はすべてを浄化する力があるとされ、古代から魔よけや神事に使われてきた石です。現代でも「置いた場所を浄化し、エネルギーを調和する」という力があるパワーストーンとして信じられています。土屋さんが作り出す優しい目をした生き物たちは、こちらに向けて強いメッセージを放っているわけではありません。ただ目前に立った者のすべてを受け入れてくれるような感覚。作品を見ていて「赦される」と思うことが他にあるでしょうか。これは彫仏がルーツの土屋さんならではかもしれません。

私が土屋さんのことを知った頃にはもう閉館していた「ギャラリーイヴ」で発行されていた「イヴ叢書第十篇  月の光」という本があります。これは星新一さんのショートショート「月の光」に土屋仁応さんの彫刻の写真を合わせた画文集なのですが、この世にこんなにもぴったりと合う作品同士があるのかと、展示会場でサンプルとして出されていた本書を読みながら涙が出たのをよく覚えています。私が土屋さんの作品に感じるゆるぎない優しさや純粋すぎる悲しみ、指先に触れるような気がするしっとりとした肌。まちがいなく生きていると思わせるのに、きっと触れるとひんやりしている、あの生き物たち。よく土屋作品のモチーフになっている麒麟は綺麗な空気と水しか口にしないとされていますが、その過剰な清廉さが「月の光」の少女ととてもリンクしていると思いました。

古本に詳しい友人が探し出してくれ、発行から6年くらい経っていた限定1000部のこの本を入手できたときは本当に嬉しかったです。「月の光」そのものは星新一著「ボッコちゃん」に収録されているので読んでみたら分かるかと思います。

 

そして今回ハッとしてしまったのが現代美術の作品との付き合い方についてです。この大好きな竜の作品キャプションに「個人蔵」とついているのを見た瞬間、ヒュッと喉の奥が閉まるようなショックを受けてしまいました。そりゃもちろん人気作家だしこれだけ素晴らしい作品には買い手がつくに決まっています。百万は下らない値が付いていたでしょう。はじめて見たときも「買う」という選択肢ははじめから頭にはなかった。でも個人蔵ということは、美術館に収められた作品とは違って今後一生お目にかかることがなくても何ら不思議ではないんだ、ということを初めて実感させられました。

もしもこの先土屋さんがタツノオトシゴを作るようなことがあれば札束を握りしめて飛んで行こうと深く心に刻んだのでした。タツノオトシゴ、雰囲気に合ってると思うんですけどどうですか……オスが子供産んで神秘的ですよ……?絶対お金ためるから作って欲しい……。

なのでこの展示を見た感想の結論は「稼ぐぞ!」ということです。がんばって働くぞ〜!

 

土屋さんの展示室に長居してしまったけどもちろん他の作品もしっかり堪能してきました。資料室にあった須田さんの作品(本棚の奥に隠れているツユクサ)を覗き込んだ後、となりにいたおばあさまに「あれは……猫ちゃんかしら?」と聞かれて「!?!? ツユクサ…だそうですよ!」と答えて逃げた。

なぜあれが猫ちゃんに見えるんだ。

 

しかも都美館のキャンペーンでポスターが当たりました。届いたのが応募締め切りの二日後くらいだったんですけど!仕事早い。

この展示でひとつだけしっくりこなかったのが英文フォントなんですけど……なんでそのチョイスなんだ〜!!!和文とぜんぜん雰囲気あってないぞ!!!ポップすぎるでしょうが〜〜〜!

という叫びを結びの言葉に代えさせていただきます。

 

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賃貸なので怯えてすぐ剥がした